気づいたら、会社に行くのがしんどくなっていた。
仕事そのものというより、心の方がどんどん削られていく感覚があった。
僕は、精神と時間を犠牲にして働くことを“美徳”だとは思っていない。
仕事もプライベートも両立してこそ、ちゃんとした生活が手に入る。
だからこそ、僕は「定時で働き、やるべきことは時間内に終わらせる」というスタイルを続けてきた。
もちろん、どうしても終わらない日は残業もする。
でも、基本は定時で帰る。それでも仕事が遅れたことはほとんどない。
自分なりに真面目に、誠実にやってきたつもりだった。
■ でも、問題は“環境”だった。
一緒に仕事をしていた先輩との関わりが、本当にキツかった。
僕が定時で帰ると、
「仕事してないんじゃないの?」
そんなふうに評価される。
少し休憩で席を外しただけで、すぐ電話が飛んでくる。
「忙しいんだから、少しでも時間あるなら手伝え」と。
でもその先輩は、同僚のタバコ休憩には毎回ついていく。
先輩自身はタバコを吸わないのに、だ。
僕には“忙しいんだから手伝え”と言うのに、
自分は平気で席を外す。
完全に理不尽だった。
「社会に出たら理不尽なんて当たり前」
と言われるかもしれない。
でも僕は、ずっと我慢してきたつもりだった。
■ さらに追い打ちをかけた“評価の仕組み”
僕と先輩の仕事の流れは、
僕がデータ集め → 先輩がまとめる → 上司に報告
という構造だった。
つまり上司は、僕がどれだけ動いていたかを直接知らない。
僕の評価は、完全に“先輩の言葉”に左右される。
ここからは想像も含むけれど、
先輩は上司に、僕への不満をそのまま伝えていたんだと思う。
その結果、上司が僕を評価するときは、
「有給消化率が高い」
「仕事量が足りてないらしい」
そんな表面的な数字ばかりが判断材料になった。
その構造に気づいたとき、
「あ、もう詰んでるな……」
と感じた。
勇気を出して、上司に今までの状況を相談した。
でも──聞いてもらえなかった。
すでに先に入った印象がすべて。
僕は「評価を下げられて文句を言っている人」にしか見えなかったらしい。
その瞬間、心の中で何かがプツンと切れた。
■ 気づけば、仕事に行けなくなっていた。
どれだけ耐えても報われない環境。
我慢しても、努力しても、状況は悪くなる一方。
でも、退職するのは正直怖かった。
今の会社にいた方が将来的には安定するかもしれない──そんな気持ちもあった。
だから僕は、思い切って 3ヶ月の休職 を選んだ。
その間に、部署移動願いも提出した。
結果は……大正解だった。
環境が変わるだけで、こんなにも心が軽くなるのかと思うほど。
「もっと早く行動していればよかったな」と本気で思った。
■ 最後に伝えたいこと
今だからこそ、はっきり言える。
悩んだら、もっと早く相談してよかった。
もっと早く行動してよかった。
あの頃の僕は、
「自分が我慢すればいい」
「社会人なら理不尽は当然」
そんな思い込みで、自分の心を後回しにしていた。
でも実際は、
限界まで抱え込んでから動くのは遅い。
戻ってくるまでに時間も気力も必要になる。
だからこの記事を読んでくれているあなたへ。
不安や悩みがあるなら、絶対にひとりで抱え込まないでほしい。
少しでも違和感があるなら、早めに相談して、早めに動いてほしい。
僕みたいに限界まで追い詰められる前に。
あなたの心は、ちゃんと守っていいんだ。

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